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院内におけるマスク着用の継続について(お願い)


厚生労働省からマスク着用の考え方の見直しが示され、令和5年3月13日から、原則的として個人の判断に委ねるとの方針が示されたところですが、医療機関内においては従来同様に従事者・利用者全員の「マスク着用」が厚労省により推奨されています(注1)。当院では重症化リスクの高い患者様が通院しておられますので、少しでも風邪様症状のある方の動線分離と、マスクの着用を引き続きお願いします。
 
なお、個人の判断により感染拡大リスクを許容してマスクされない方は院内に立ち入らず発熱患者様と同様の動線分離の指示に従ってください(注2)。発熱外来の動線では十分な検査が行えない場合がありますが、ご了承ください。
 
*感染症状のない方も含め全員がマスクをする「ユニバーサル・マスク」(注3)は、換気と並んで新型コロナウイルスのようにエアロゾル感染をする呼吸器感染症(注4)の重要な感染拡大防止策です。(とくに感染拡大期には)皆様に励行をお勧めいたします。

(注1)厚労省 「マスクの着用の考え方について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

厚労省HP引用

(注2)患者様と医療者との相互の信頼関係が医療提供ならびに応召義務の前提ですので、皆様よろしくお願いします。
(注3)ユニバーサルマスクの有効性については以下を参照してください。
日本環境感染学会 「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第5版)」
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide5.pdf
厚労省アドバイザリーボード 西浦ら「マスク着用の有効性に関する科学的知見」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001055263.pdf
本堂ら「最新の知見に基づいたコロナ感染症対策を求める科学者の緊急声明」
http://web.tohoku.ac.jp/hondou/stat/
Reducing transmission of SARS-CoV-2,SCIENCE 27 May 2020
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abc6197

(なお、マスクの有効性が否定されたという誤解を生んだ最近のコクラン・ライブラリの論文については、コクラン編集部から以下のような謝罪文が出ています。
https://www.cochrane.org/news/statement-physical-interventions-interrupt-or-reduce-spread-respiratory-viruses-review
(注4)コロナウイルスの他、インフルエンザウイルスやRSウイルスなどもエアロゾル感染するという研究結果が蓄積されつつあり、エアロゾル感染は日本以外では空気感染(Airborne transmission)に分類されています。
Airborne transmission of respiratory viruses,SCIENCE 27 Aug 2021
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abd9149
WHO “Coronavirus disease (COVID-19): How is it transmitted?” (2021)
https://www.who.int/news-room/questions-and-answers/item/coronavirus-disease-covid-19-how-is-it-transmitted